construction example施工例

新築
【2014年】ストーブのある黒い家

リビングダイニング

リビングダイニングは、(クーカンにしては)超コンパクトに余白なくつくりました。コストダウンのためもありますが、暖炉の効きを良くするためと、家族が仲が良いので、距離感を出し過ぎないためもあります。

暖炉は、信頼のブランド、ヨツール。蓋があるので、薪が燃えすぎず、火も散らず、薪の火が長持ちします。

暖炉まわりに土間を広く作って、炉辺でありながら、縁側にもなるような設計です。

キッチンカウンターの下のタイルは、デザイン上…だけでなく、

1.タイル下にテーブルを潜らせれば、大きいテーブルを小さくして使うことができる。
2.タイル部分を背もたれにすれば、ベンチを使っても快適。
(いすに比べ、ベンチは、50cmくらい置き場を小さくできます。おかげで通路が広く取れます。)
3.モノが置けます。
4.カウンターの背が高いので、奥の家電収納やキッチンの手元が見えず、リビングからはスッキリ見えます。

という理由があります。

キッチン

キッチンは、パープル系のパステルカラーにまとめてみました。パステルにブラック、の組み合わせは、数年前からイタリアで流行っています。 床はパイン材の無垢板に、天然オイル塗装です。土間からキッチンに上がれるのも、メチャ便利ですよ

玄関

玄関の下駄箱上に上げ下げ窓。
ガラスビーズの照明に太陽が当たると、こんな素敵なプリズムが見られます。
南の窓で、透明ガラスだとこんな風になります。
私自身、知らなかったので、見たときはキレイで感激しました。カメラマンもビックリ!!の美しさでした。
晴れた冬の正午あたりだけ見られる特別な瞬間ですね。

2F

2Fは、暖炉の暖気を取り入れつつ、煙突をまっすぐ上げるために吹き抜けが作ってあります。
煙突をまっすぐ5m上げないと、スス掃除が大変なんだそうです。(この理由で、途中で設計を変更しました。)

窓は、ご主人の意向で、原色に近いオレンジ。 少し黒を入れたのは、先に決まっていたクロスがいい具合にくすんでいたので、調節するためです。

【2014年】ストーブのある黒い家

お二階のトイレは、窓寄りですが、北窓なのとすりガラス窓のため、こんなプリズムは見られません。その代わり、手洗いの壁にランプと同じようなガラスのタイルを貼りました。クロスは、アンバーとグレーのコントラストで、4色使いながらも、シックに。

【2014年】ストーブのある黒い家

階段下のくぼみも逃さず浅い棚をつけることで、 省スペース兼、見やすい片付けができるようになりました。

洗面所もタイルです。コスミオンというモザイクタイルですが、色の調合がやりすぎてなくて、みんなで気に入りました。このタイルがかわいく、かつ落ち着いて見えるように、最後になって洗面台のデザインを変えました。

ミラーは安価にするために、サンワカンパニーの3面鏡です。でも、下から蛍光管で光が出る、なかなか憎いコストパフォーマンス。 水栓はもう5年近く、これが使いやすくて気に入っています

この下の棚、排水管が当たっていたので、大工の賢ちゃんがその分削ってくれたのですが、その削り具合があまりに絶妙なので、お客さんも思わずニッコリ。

娘さんに選んでいただいたお部屋は、私41歳では出せないキュートなコーディネート。このカラフルなお部屋は、テンション上がります?!
みんなで家を作ると、こういううれしいサプライズがありますね。

2Fを利用した屋根裏収納。
当初予定では、リビング上は吹き抜けのつもりでしたが、「2箇所もの吹き抜けは暖気が逃げる」とのことで、煙突の吹き抜けを優先し、断念しました。

その代わりにできたのがこの「蹴飛ばしてしまえる」収納。思い出の品がとって置けます。

電気がつきますし、廊下から寝室まで、長く浅く作ってあり2箇所入り口があります。

【2014年】ストーブのある黒い家

ウオークインクロゼットもあります。 長さは3.5m。かなり広いので、きっとモノが沢山納まります。

【2014年】ストーブのある黒い家

土間北側に設けた土間クローゼットは、開けたらテンションのあがるかわいいクロスで収納意欲UPを目指しています。

ニッチの上に、さりげなく神棚を作ったり・・・。作りながらの思い付きを実現し続けるのも、クーカンの持ち味なんですよ。